スター・ウォーズ 新旧三部作の主役を比較

この記事はスター・ウォーズの旧三部作、エピソード7および8に関するネタバレを含みます。

 

今日はスター・ウォーズの新旧三部作の主人公を比較してみたいと思います。

 

結論から言えば、旧三部作のルークの方が、新三部作のレイよりも主人公としてのキャラクター設定が優れていると思います。

 

その理由は

1.ルークの方が最初の設定が弱く、伸び代があるため、後に成長した事が分かりやすい。

 

2.ルークの方が自分生まれ故郷を出て、反乱軍に参加する動機がはっきりしている。最初から他の若者のように田舎の星を出たいと思って叔父と交渉していて、R2-D2が見せてくれたレイア姫のホログラムを見て、あんな美しい姫に会いたいと思います。オビワンにレイアから頼まれたミッションを手伝って欲しいと頼まれますが、叔父の許可がないからと断ります。すると帝国軍に叔父叔母を殺害され、故郷に留まる理由が無くなったので、反乱軍を助けることにします。

 

などの理由があります。上の二つについてレイの場合、

 

1.最初から結構強いし、誰からもまともに関連してもらう前に2作も終わってしまった。また、故郷を出たのはファースト・オーダーに追いかけられながら、BB8を助けて上げたいとか、ハンソロに出会うなどして、成り行きでマズ・カナタの酒場まで行きます。マズに、あなたの両親は故郷の星には帰ってこないと説得され、でもルークならあなたの未来にいる…みたいな説得を受けて7の最後にルークに会いに行くのです。

 

2.上で説明したように、レイは成り行きでルークを探しに行くので、実は反乱軍に参加する決意もまともにはしてなかったのではないでしょうか。

 

今日は新旧三部作の主人公を比較してみました。

 

書きながら、新三部作はキャラクターの動機や立ち位置が曖昧だなと思いました。8ではますます、各キャラのポジションが揺るがされますが、最後には反乱軍を率いるポー、ジェダイを受け継ぐレイ、ファースト・オーダーを率いるカイロというふうに立ち位置がはっきりしたのは、7でJJエイブラムスが曖昧にしてしまったものをライアン・ジョンソンがくっきりはっきりさせる事ができたのではないかとも感じます。

 

この記事が、皆さんがスター・ウォーズ鑑賞を楽しむ助けになれば幸いです。